Web アプリケーションのパフォーマンスを監視する場合は、ユーザーの操作だけでなく、エンド ユーザー デバイスのネットワーク状態もエミュレートする必要があります。 ネットワーク接続は、デバイスによって異なります。 たとえば、監視スクリプトの記録に使用するデバイスのネットワーク接続は、実際のエンド ユーザのネットワーク接続よりも高速です。

ネットワーク調整を使用すると、インターネット サービスの速度を低下または高速化して実際のユーザーのエクスペリエンスをエミュレートできるため、特定のネットワーク条件で Web アプリケーションがどのように動作するかを確認できます。 一般に、ネットワークの状態は、ダウンロード速度とアップロード速度、および往復遅延(ping遅延)によって指定されます。 ネットワークスロットルを設定すると、プリセットからネットワーク接続タイプを使用したり、Wi-Fi 速度エミュレーションなどのカスタムパラメータを設定したりできます。

次のネットワーク接続オプションは、EveryStep Web レコーダーで使用できます。

ダウンロード (Mbps) アップロード (Mbps) レイテンシー (ミリ秒)
低速 (2G に似ています) 0.25 0.05 300
平均(3Gに似ています) 1 0.5 100
高速 (4G に似ています) 20 10 20

 

ネットワーク調整を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. ラインを右クリックします (ステップ) 後にスロットルをアクティブにします。
  2. [ ネットワーク調整]を選択します。
  3. 次に、事前設定されたネットワーク速度から 1 つを選択します。
  4. 必要に応じて、[ダウンロード速度]、[アップロード速度]、[レイテンシ](接続時の往復遅延)を調整します。 接続パラメータを変更するには、スクリプト本文の SetNetworkThrottling ラベルを左クリックし、スクリプトコード領域の左側にある編集ペインで接続パラメータに必要な値を指定します。