ロード テストを実行するために、LoadView は、ターゲット Web リソースと同時に対話する仮想ユーザーをエミュレートします。 ここで、各仮想ユーザは、デバイスによって指定された一連のアクションを実行します。 LoadView の観点から、 セッション は 1 人の仮想ユーザーによるデバイスの実行を完了します。

つまり、各仮想ユーザーは、テストが完了するまでデバイスを実行します。 各仮想ユーザーが実行できるすべての実行の合計は、セッションの合計数を示します。 テストの実行前に、システムは、デバイスの継続時間、全体的なテスト期間、仮想ユーザーの数、およびロード カーブ パターンを考慮して、セッション数を推定します。

テストの推定セッション数

デバイス検証プロセス中に、システムは、シングルユーザーデバイス実行の実行にかかる時間を計算します。 この値に基づき、テストの期間と仮想ユーザー数を把握し、完了したセッションの合計数を見積もります。

推定セッション = VUM (仮想ユーザー分) / (デバイスの継続時間)

言い方を言えば、 推定セッション の値は、理想的な条件下で実行できるセッションの数を表します。

推定セッション数と結果セッション数の不一致が発生する理由

その性質上、 推定セッション 値は 暫定的 なものであり、ロード テストの結果を正確に識別するものではありません。 実際に完了したセッションの数は、サーバーのパフォーマンスと応答時間の変動、またはテスト実行中に発生したエラーによって異なります。

たとえば、負荷が低下した場合、その負荷の影響で、応答時間が大きくなり、その結果、1 回のセッションを完了するまでに時間がかかる場合があります。 この場合、負荷の下でセッションの継続時間が増加し、実際のセッション数は推定値より少なくなります。

テスト セッション数を制限する方法

ロード テストの実行中に特定の数のロード テスト セッションを実行する場合は、[ロードの種類]セクションの[制限セッションの有効化] オプションを有効にし、関連フィールドに制限を指定します。 詳細については、「 テスト セッション数の制限 」を参照してください。